浅間山基本情報
Mt.Asama・Takamine Mountains
Mt.Asama・Takamine Mountains
日本百名山「浅間山」で、雄大な自然を体感しよう。
「噴火警戒レベル」が変わっても、その時々の多彩な姿を楽しむ。
浅間山は標高2,568mの活火山。そびえ立つその雄大な姿、そして四季折々の美しさは昔から多くの人々に親しまれてきました。
上信越高原国立公園にも指定されている、浅間山と連なる山々の豊かな自然は、数多くの動植物を育み、高山植物、高山蝶、野生動物など貴重な生物が多数生息しています。
独立峰のため山頂よりの展望は素晴らしく、白根山、妙義山、荒船山、八ヶ岳、日本アルプス、そして遥か富士山を望むこともできます。
かつては山岳信仰の対象として崇拝され、多くの人々が霊峰・浅間山を目指し訪れました。往年の登山道を歩けば、修験者が修行したという滝や、石碑・道標といった信仰の痕跡を見ることができます。天狗伝説も残されており、その昔、金平坊という大天狗がいて、嘘つきや盗人などが入山すると、谷底に突き落としたり首をねじ切ったとされています。
一方、世界でも有数の活火山である浅間山は、長い歴史の中で、時には大きな噴火を繰り返してきました。
そのため、噴火に対する備えもいち早く実施されており、日本で最初に火山観測所が設置されるなど、国内で最も監視体制が整えられた山の一つです。火山活動の監視や火山情報の発表は、気象庁の火山監視・警報センターにて24時間体制で行われています。
※出展:気象庁HP浅間山観測点配置図
小さな白丸(○)は気象庁、小さな黒丸(●)は気象庁以外の機関の観測定位位置を示しています。
(国):国土地理院、(防):防災科学技術研究所、(震):東京大学地震研究所、(関地):関西地方整備局、(長):長野県
噴火警戒レベルとは、『火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」と防災機関や住民等の「とるべき防災対応」を5段階に区分して発表する指標』です。
浅間山では、噴火警戒レベルごとの立入禁止区域が設定されており、その時々のレベルによって、登山者が立入可能な範囲が変わります。
噴火警戒レベルごとに立入可能な登山道については、以下の地図をご確認ください。
予報・警報 | レベル | 登山コース等 |
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噴火予報 | レベル1 (活火山であることに留意) |
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火口周辺警報 | レベル2 (火口周辺規制) |
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レベル3 (入山規制) |
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噴火警報 | レベル4 (避難準備) |
入山はできません。 (居住地域での避難準備・災害時要援護者の避難等が必要) |
レベル5 (避難) |
入山はできません。 (危険な居住地域からの避難等が必要。) |
浅間山は活火山ですが、噴火警戒レベルに応じて安全に登山を楽しんでいただき、もしもの時には登山者が適切に避難できるよう、様々な安全対策が取られています。
登山者の安否確認に必要となりますので、登山する際には必ず「登山計画書」を作成し、提出してください。
(登山ポスト設置場所:「浅間山登山口(火山館コース天狗温泉そば)」、「黒斑山登山口」)
噴煙の増加や地鳴りなどが発生した場合は速やかに下山し、状況によっては登山道にある「シェルター(避難壕)」に避難してください。
緊急時には放送の指示に従い、状況によっては下山してください。
「小諸市防災情報メールサービス」に利用登録すると、小諸市から気象や地震、火山防災情報等の緊急情報がメール配信されます。
最新の噴火警戒レベルの情報は、気象庁の防災情報ページで確認できます。
登山道の最新情報は、小諸市「浅間山登山のご案内」で確認できます。