こもろ山歩倶楽部通信

【高峰高原】6~7月シャクナゲとニッコウキスゲのシーズンです

小諸市に高原があるのをご存知でしょうか?
その名は「高峰高原」。
標高2,000mに位置しながらも、市街地から車で約30分、新宿からも直行バスで約3時間で行くことができます。
移動に長時間かけることなく、あっという間に標高2,000mの世界を満喫できるのが魅力です。

この高峰高原では、これから花の季節を迎えます。

6月:アズマシャクナゲ


7月:ニッコウキスゲ、ハクサンシャクナゲ

 

とくにニッコウキスゲは高原一帯を覆いつくし、高原に夏の訪れを告げてくれます。
ニッコウキスゲは通称で、和名はゼンテイカと言います。朝に開花すると夕方には萎んでしまう、なんとも儚げな花です。
アズマシャクナゲとハクサンシャクナゲは高峰山や黒斑山、水の塔山の登山道に多く、登山中、心を和ませてくれます。

【ニッコウキスゲの開花状況】
2021年7月15日現在:咲き始め
2021年7月19日現在:全体の50%程開花。ツボミも多く、まだまだ楽しめそうです。
2021年7月28日現在:見頃ピーク。8月上旬まで楽しめそうです。

◆高峰高原、浅間山麓の花を「花ごよみ」ページでご紹介しています。
◆小諸市へのアクセスはこちらをご覧ください。

■高峰高原を満喫しよう♪
アズマシャクナゲが咲き始めた6月初旬の某日、高峰高原で取材をしてきました。
今回は、この時期の高峰高原での過ごし方<登山・温泉・カフェ>をご紹介します。

【水の塔山登山】
高峰高原は浅間山、黒斑山、高峰山、水の塔山登山の拠点になっています。
6月の晴れた日、初心者でも気軽に本格登山気分が味わえる水の塔山に登ってきました。

登山口は、「ランプの宿 高峰温泉」のすぐ目の前、湯ノ丸高峰併用林道の小諸市側のゲートすぐそばにあります。
10:35分、登山口を出発。開始30分程は樹林帯の中を進みます。イワカガミがたくさん咲いていて、とてもかわいかったです。

30分程歩くと尾根道に出て、岩がごろごろした急斜面の道になりました。これは制覇しがいがあります。両側は断崖でかなり展望がよく、後方には小諸市街地や佐久平、御牧ケ原台地がよく見えました。前方には群馬県側がよく見渡せます。登山道にはたくさんのシャクナゲがツボミで待機していました。これから見頃になりそうです。


花をみながら、景色を堪能しながらゆっくり、ゆっくり登りました。登り始めてから1時間10分で山頂に到着しました。お昼休憩をはさんで、その先の赤ゾレを目指します。
小諸市街地から浅間山を眺めた時に、左のほうに茶色い肌がみえている山にお気づきでしょうか?
そこが赤ゾレと呼ばれる場所です。斜面が崩壊している断崖の急斜面です。この景色に圧倒されながら、もと来た道を引き返し下山しました。
水の塔山頂~赤ゾレ往復はおよそ30~40分。山頂からの下山はおよそ50分でした。かなりゆっくり歩きました。
高峰高原・浅間山の登山モデルコースはコチラ▷「モデルコース

【ランプの宿 高峰温泉】公式HP
下山後の楽しみと言えば、温泉です。
今回は登山口のすぐ目の前にある「ランプの宿 高峰温泉」さんにお邪魔しました。
湯ノ丸高峰自然休養林の中心に位置し、四季の自然とともに野鳥教室、自然観察会(冬はスノーシュー)、星の観望会が毎日開催されます。
自然と温泉が満喫できる宿です。
標高2,000mの雲上の野天風呂は絶景!
日帰り入浴では、ランプの優しい光に癒される内湯をいただくことができます。

温泉に浸かって疲れをとったあとは、お宿オススメの「クルミおはぎ」と「おやき」をいただきました。
どちらも信州の味♪ ごちそうさまでした。

【高峰高原ビジターセンター】
高峰高原一帯の観光拠点施設です。
ソフトクリームをいただこうと立ち寄りましたが、あちこちで取材をしている間に営業時間が終わってしまい、食べそこねてしまいました。
今回はお話しだけ伺ってきました。
ビジターセンターには浅間山、高峰高原の自然を知り尽くしたスタッフが常駐しているので、登山のこと、花の情報等を知ることができます。
2階にはショップとカフェがあり、パンフレットや山グッズ、お土産品も揃っています。
今季よりカフェメニューをテイクアウト向けにリニューアルしたそうです。
カフェでいただくのはもちろん、テイクアウトして高原の中でシートを広げて、コーヒーやケーキ、カレーをいただくのも気持ちがよさそうです。

ビジターセンターでは、高峰高原を満喫できる自然体験プログラムを毎日開催しています。
当日受付で、しかも体験時間は30分なので気軽に参加できます。(参加費500円)
9:30~10:00 ネイチャーウォッチング
11:30~12:00 自然満喫ウォーク
14:30~15:00 クラフト工作(森の絵付けプレート)

今回は、登山→温泉→カフェと一日、高峰高原を満喫してみました。
自然体験プログラムに参加して、温泉に入って、カフェで寛ぐというのもオススメです。

ビジターセンター以外にも、高峰高原ホテルでは晴れた日には富士山が見えるラウンジで、珈琲やケーキがいただけます。
◆浅間山麓・高峰高原周辺の宿泊・温泉施設
高峰マウンテンホテル
高峰高原ホテル
天狗温泉浅間山荘
菱野温泉 常盤館
菱野温泉 薬師館
小諸ユースホステル

◆高峰高原の情報はコチラ▷「高峰高原ポータルサイト