北国街道・小諸宿みどころ│本町エリア北国街道・小諸宿みどころ│本町エリア

北国街道

 本町エリアは、江戸時代前半に「本陣」が置かれるなど宿場機能の中心ででした。旅籠や店が並び賑わい、通りの中央には用水が流れ、17か所の井戸も設けられていたそうです。現在でも軒先の揃った江戸時代の町並みが残されています。

 
薮原家 (江戸中期)

薮原家 (江戸中期)

この家は、寛保の大洪水の前からのものと伝わり、本町では一番古い建物です。表通りではないために道路拡幅で軒が切られていない点でも貴重な建物です。
 
田中ちょうちん屋 (江戸中期)

田中ちょうちん屋 (江戸中期)

江戸の中ごろに建てられたと伝わる建物です。江戸時代は、「御泊宿田中屋久次郎」という旅籠でした。寛保の大洪水で壊れた建物の古材を集めて建て直したものと伝わります。
 
中華そばやまさだ (江戸時代)

中華そばやまさだ (江戸時代)

もともと長屋のようにつながった数軒の商家のうちの1棟で、江戸時代からの板金・金物屋でした。
 
大塚本店 (江戸後期)

大塚本店 (江戸後期)

江戸時代の中頃からの老舗の造り酒屋です。主屋は、低い厨子二階で江戸時代の姿を留めています。
 
合名会社 塩川五右衛門 (江戸後期)

合名会社 塩川五右衛門 (江戸後期)

江戸時代には本町の庄屋や問屋を勤めており、多くの使用人が住み込みで働いていました。建物の主屋は、寛保の大洪水の後に建てられたものです。
 
旧大塚魚店 (江戸後期)

旧大塚魚店 (江戸後期)

平成18年、明治~大正時代の格子戸や看板を修復・復元、平成22年に国登録有形文化財に。江戸・建築当初の構造を残しながら、江戸から伝わる神棚、明かり取りの天窓やタイル張の冷凍冷蔵室など、江戸~昭和・平成の時代の変遷を今に伝えています。
 
そば七 (江戸後期)

そば七 (江戸後期)

江戸時代に脇本陣代として建てられた建物で、文化・文政期に造られた彫刻の施された唐破風の向拝屋根が今も店の正面に残されています。
 
結城屋 (江戸後期)

結城屋 (江戸後期)

昭和の道路拡幅の際に、曳家をしたため、江戸時代の軒がそのまま残っている建物です。金庫・馬具・たばこ・荒物・下駄を中心に広く商いをしていました。